プロジェクト
2014/06/07 更新 |
ねまりの里 再生プロジェクト|三陸ひとつなぎ自然学校
地域のルーツを紐解き、想いを丁寧に紡ぐ、集落再生プロジェクト
■プロジェクト概要
【団体概要】
震災後、全国から集まる多くのボランティアの方々の力を借りて、釜石の復旧に取り組んできた。集ったボランティアの数は数千人にのぼる。今後の長期にわたる釜石の復興に向け、釜石に訪れるボランティアに対し、支援活動に観光の要素を加えたボランティアツーリズム=「ボランティア活動+農業・漁業・自然体験」を実施し、地域住民との多様な交流を通じて、歴史文化、郷土料理、自然環境などの釜石の魅力を感じてもらうことで、コアな釜石ファン=リピーター層をつくり、長期的に渡って釜石を支える基盤を構築するとともに釜石産業全体の復興に寄与することを目指す。
■活動地域
岩手県釜石市
■スタッフに期待する成果と業務内容
釜石市の北西部に位置する橋野町。人口597人の町内にある7つの集落は過疎が進み、すでになくなってしまった集落、このままでは数年後になくなってしまう集落も少なくありません。
一方で、橋野町には豊かな自然があるだけでなく、古くは坂上田村麻呂の民話や義経の北行伝説といった、鉄を取り巻く民話や伝説が数多く眠っています。
近代製鉄発祥の地として知られる釜石のルーツは何なのか?その謎、可能性を探り、日本有数の自然、文化といった地元の魅力を改めて知ること、また、外部からの若者との触れ合いによって過疎に向かう集落の想いに丁寧に向き合う中で、郷土への誇りを取り戻し、集落の未来への想いを生み出していく、地元が主体となった集落再生を目指します。
このプロジェクトのうち、インターン生のミッションは下記二つです。
・地域資源情報のデータ化
・インターン期間中に行われる当該地域でのツアーと地域の方向けの地元学講習会の報告書(冊子)作成
実際に地域に入りこみヒアリングや街歩きを実施したり、地元学講習会では著名な先生方のアドバイスも頂きながら地域の方の郷土への誇り、希望につながるような報告書を作成し、地元の方への地域の魅力発信を行うことで、プロジェクト全体に大きく貢献して頂ければと考えています。
■歓迎する人材
・自然・歴史・文化が好きな方
・丁寧に人の話に耳を傾けることができる方
・責任を持って仕事を完遂できる方
■活動期間と人数
1-2名。
■団体名
釜石市橋野町横内地区町内会
■関連URL
http://www.facebook.com/sanrikuhitotsunagi
代表者紹介
伊藤聡 (三陸ひとつなぎ自然学校 代表)
地元釜石の地域NPOにて、地域活性化の仕事に携わる。個人、団体を超えたネットワークづくりに注力していく中で「自分たちが元気になることで地域に元気な風を吹かせたい」という想いから、釜石・大槌の若者が中心となり、地域交流と活性化のための若者交流グループ「小さな風」を結成し、代表を務める。
震災前は宝来館(旅館業)に所属し、これまでのネットワークを活かしたグリーン・ツーリズムの新たな仕組みづくりや自然を活かした宿業の推進を実践するとともに地域内外、都市部との連携を強化するため活動に取り組む。
震災後はNPO法人ねおすに所属し、主に鵜住居川流域一帯の復興支援活動を続け2012年4月に独立、「三陸ひとつなぎ自然学校」を立ち上げ、ボランティアツーリズムから観光復興につなげる事業を行っている。