プロジェクト

2014/06/07 更新

河北新報~被災地のいまに向き合う21日間~

~新聞記者と駆ける報道最前線~

■プロジェクト概要

河北新報は、1897年に創刊し、宮城県を中心に東北6県を発行区域とする地域ブロック紙です。「東北振興」を社是に掲げ、地域社会を基盤とした編集方針を特色とし、「スパイクタイヤ追放キャンペーン」(1983年)、「考えよう農薬、減らそう農薬キャンペーン」(92年)、写真企画「イーハトーブ幻想─賢治の遺した風景」(96年)などで日本新聞協会賞を受賞するなど、全国紙とは異なる切り口で社会の姿を発信し続けています。
 東日本大震災では、沿岸支局の流失、本社組版サーバー倒壊、販売員十数人の犠牲者を出すなど甚大な被害を被りましたが、そのような困難の中でも「被災者に寄り添う」をモットーに徹底した地元目線の編集方針を貫き、避難所の読者にも新聞を届け続けました。「東日本大震災」報道で、2011年度新聞協会賞(編集部門)を受賞。インターネットを通じた被災地情報の発信や、情報発信の担い手育成にも力を入れ、地元の大学生ボランティアが被災地の実情を取材してはブログで情報発信する「情報ボランティア@仙台」の取り組みも主導しています。
 今回のインターンシップでは、必ずしも津波被災地に限らず、震災の影響を受けた仙台圏の場所、人を、現役記者の指導・助言を受けながら取材します。その中で、被災地に埋もれている社会課題を掘り起こし、問題提起や課題解決に向けた提言に挑戦します。多くの人の目には触れていない隠れた課題に光を当て、何を、どう書き記すことで被災地の復興を後押しするのか─。自問・苦闘しながら取り組んでもらいます。

■活動地域

仙台市を中心とする仙台圏エリア(仙台市、名取市、岩沼市、塩釜市、多賀城市、利府町、富谷町、七ヶ浜町)。

■スタッフに期待する成果と業務内容

【インターンプロジェクトの内容】
① 座学と津波被災地視察
 震災の概況や被災者に接する上での注意点を、被災者と専門家から聞きます。取材や記事執筆、写真撮影のノウハウを新聞社の現役記者とカメラマンに学んだ後、街に出て「被災地のいま」を3人1組で取材し、河北新報の地域SNSサイト「ふらっと」に設ける特設ページで連日発信します。
②夕刊掲載記事の作成
 取材と記事執筆の経験を重ねながらスキルを高めつつ、インターンシップの後半では、河北新報夕刊に掲載する最終レポートに向けた取材と記事執筆に挑みます。取材テーマは、記者らの助言を参考にグループで話し合って決定。取材と推敲を重ね、記事に仕上げていきます。それらの記事のうち、関係者の投票で選んだ優秀作3作を夕刊に掲載する予定です。

【インターン生に期待する成果】
①震災被災地で埋もれている社会的課題を取材を通じて掘り起し、関係者から話を聞き、世の中に問題提起をしたり、課題解決に向けた提言ができること。
②固定観念にとらわれず、若者らしい素直な視点で、被災地にある疑問や課題、被災者の内なる叫びに光を当てること。
③21日間の経験を通じ、コミュニケーション能力、問題発見能力、文章力など、「できる大人」に求められる要素をレベルアップすること。

■歓迎する人材

好奇心旺盛な人。
人とかかわるのが好きな人。
世の中に役立ちたいと思っている人。

■活動期間と人数

8月6日(月)〜26日(日) 24名
9月10日(月)〜9月30日(日) 24名

■団体名

株式会社河北新報社

■関連URL

http://www.kahoku.co.jp/

http://www.tv-tokyo.co.jp/ashita/

代表者紹介

大泉大介 (編集局デジタル編集部主任・記者)

1971年、宮城県大崎市生まれ。立命館大学国際関係学部卒。
1995年、河北新報社入社。報道部、五所川原支局、特報部、夕刊編集室、大崎総局などで記者として勤務。
震災後は、宮城県南三陸町の被災地取材を担当。2011年6月から現職。

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